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Femina Club 生活意識研究会のテーマは次世代の育成子ども・生活者・キャリア層の全てをターゲットに環境教育・キャリア教育・社会教育など、様々な啓発を行っています
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2004年度

2003年度
 

マンスリーオープンセミナーとは、自分の「キャリア」と「仕事」を考える人に向けたWebセミナーです。
Femina Club生活意識研究会メンバーが、様々なライフコースに基づいた、
個々のキャリアプロセスについて情報発信しています。


■ 2004年度 序章 ■

「キャリアを活かして自立する女性たち」

Femina Club 生活意識研究会 顧問
木下明美さん
ジャーナリスト
 

キャリアってなんでしょうか?
キャリアは日々の積み重ねから築きあげられていくものだということです。
「キャリアウーマンは1日にしてならず」ということです。


「何々大学卒で、どこどこに勤めていた」それ以外、何もつけくわえるものがない。これでは話にはなりませんが、でも考えてみてください。初めからキャリアを活かしていい仕事をしているひとなんてどこにもいませんよ。初めは「どこどこ会社に勤務していた」というのが一般的ではないでしょうか?

<ここからから、トップページの続きです>
私の友人にKさんという若い女性がいます。エディターというかコーディネーターというか、身近にいても彼女の仕事をどう名付けていいのか分かりにくいのですが、ともかくいい仕事をしています。ここでいういい仕事とは、自分で納得のいく仕事という意味です。そのKさんも初めは製薬会社に勤めていました。きちんと働いた経験と実績があると、次の職場に行っても必ず役に立つのです。何でもいいから3年続ければ、一通りの経験はできます。

その後、Kさんは書くことが好きだったことからタウン誌のライターになり、彼女の取材を私が受けたことからお互い知り合うようになりました。それ以後、環境問題の勉強と活動を続け、現在それが仕事にも関係して環境や食のコーディネーターとしても活躍しています。側でみてKさんのキャリアは彼女のライフスタイルそのもの。転職、起業、NPO、フリーランス・・・自分で納得しながらやってきたこと、それがすべてキャリアになっているといっても過言ではありません。

私に関して言えば、ジャーナリスティックなことに学生時代から興味があり、出版社に就職内定を貰っていたにもかかわらず、就職せずに結婚してしまったのです。そして、子育てが一段落しはじめた35歳のとき、女性2人との偶然の出会いから「情報と編集」に関わるきっかけをつかみました。漠然としていた「何かしたい」という思いを突き詰め、チャンスを逃さずにわが手でしっかりと掴んだのです。だからこそ、今日があると思っています。

外から見える恰好だけ見て真似してみたいとあこがれるひとがいます。仕事の舞台裏ってそんなに恰好いいものではありません。私が本の情報誌編集長としてマスコミによく登場するようになると、「木下さんのような仕事がしたい」といって私が属していた書店に求職に来た女性が何人かありました。そんな場合、書店長のNさんは、「木下さんの仕事って、自転車でここまでやって来て、店の隅っこで本を読むというような地味な仕事なのですよ」と説明したところ、ビックカーでやって来ていたひとなどはあわてて退散したそうです。

最初の1年くらいでは、向いているか不向きか、わからないと思います。その意味でも、最低3年は一生懸命やった方がいいと思います。そうしないと結局は、何も身に付かないし、どこへ行っても経験が身に付かず、自分の能力を伸ばせません。

何事もコツコツ一生懸命にならなければものにはなりません。取材で出会ったある編集者に「あなたのやっていることは地味な仕事だけれど、それを10年やり続けたら、ぜったいにものになる」と言われました。それをいつも思い出しながら頑張り続け、気がついたら10年たっていました。それが私のキャリアだと思います。



「わたしはここでこれをやりました」「こういう技能を身に付けました」と、自信を持って言えるような何かをつかむことです。そうすれば会社は違っても、能力を活かせます。自分の力をさらに発揮できる職場への転職、あるいは起業してもいいでしょう。

今期のマンスリーセミナーでは、それぞれの「キャリア」を活かして自立したフェミナクラブ生活意識研究会のメンバーに月替わりで登場していただき、「自分を活かすキャリアマインド=自分を知る、世の中を知る」を語っていただます。